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ワークフローと基幹システムの連携

ワークフローでの業務は、単に「申請・承認」をオンライン化するだけで完結することは少なく、承認データを会計や人事などの基幹システムへ転送して初めて真価を発揮します。本記事では、基幹システムと連携させるメリットや具体的な連携例、そしてシステムを選定・導入する際のポイントを解説します。

ワークフローと基幹システムの連携は
なぜ必要か?

システム連携が求められる理由は、手作業による業務負荷の増大とミスの発生を防ぐためです。

承認後のデータ自動転送による効率化

ワークフローで承認が完了したデータを、自動的に基幹システムへ転送する仕組みを作ることで、データ処理の自動化が可能です。承認からデータ登録までのプロセスがシームレスに繋がるため、部門間での連携がスムーズになり、企業全体の生産性が飛躍的に向上します。

二重入力やヒューマンエラーのリスク軽減

システムが連携されていない場合、承認された内容を見ながら、別の基幹システムへ手作業で入力・転記しなければなりません。この手作業による二重入力は、担当者の業務負荷を増やすだけでなく、入力ミスや処理の遅延といったリスクを引き起こします。連携によりこれらのリスクを根本から排除することが重要です。

ワークフローシステムと連携できる
主な基幹システム例

具体的にどのようなシステムと連携できるのか、代表的な3つのシステムと連携効果を解説します。

会計システム・経費精算システム

出張旅費などの経費申請や支払依頼が承認されると、その情報がそのまま仕訳データとして会計システムに自動連携されます。これにより、経理部門が承認済みのデータを手動で入力し直す手間が削減され、転記ミスも防げるため、月次決算などの経理業務の効率が大きく向上します。

人事システム・勤怠管理システム

入社、退職、人事異動といった各種人事イベントの申請から、人事システムへのデータ更新までを一貫して行えます。また、残業や休暇の申請が承認されるとリアルタイムで勤怠データに反映されるため、人事部門の管理工数が削減され、手入力による集計ミスを防止できます。

販売管理・在庫管理システム

見積書や受注に関わる承認処理が完了すると販売データとして連携され、営業プロセスの迅速化に繋がります。また、発注申請が在庫システムへ自動反映されることで、欠品や過剰在庫のリスクを低減できます。さらに電子契約システムなどと連携すれば、契約・受注に関わる一連の業務スピードを飛躍的に高めることが可能です。

基幹システムと連携させる際の
課題とポイント

連携を前提としたシステム選定時に注意すべきポイントと、運用面の課題を解説します。

フォーマットの違いと出力形式の柔軟性

クラウド型ワークフローの中には、出力フォーマットが固定されており、連携先の基幹システム側でそのままデータを取り込めないケースがあります。これでは結局データ変換の手間が発生してしまいます。そのため、連携先システムに合わせたフォーマットで柔軟に出力・カスタマイズできるシステムを選ぶことが非常に重要です。

既存システムとの互換性と運用保守体制

自社ですでに稼働している基幹システムとスムーズに連携(API連携など)できるか、また自社の環境に合わせてクラウド型かオンプレミス型かを選択できるかを確認する必要があります。また、連携後に仕様変更が生じた際など、社内で運用保守を対応できる体制を想定してシステムを選定すべきです。

まとめ

ワークフローと基幹システムの連携は、二重入力を排除し、業務プロセス全体を効率化・自動化するために不可欠です。自社の基幹システムと柔軟に連携でき、出力フォーマットなどに対応できるシステムを選定して、全社的な業務効率化を実現しましょう。

【要件別】おすすめの
クラウドワークフローシステム
3選

「グループウェアを活かし台帳への転記を減らしたい」「紙・Excelの申請を現場で電子化・改善したい」「PCを常時使わない現場で申請・承認を進めたい」といった要件別に、クラウドワークフロー製品を整理しました。それぞれの導入環境に合った選び方の参考としてご活用ください。

M365・GWS・kintone

グループウェアを活かし
台帳への転記を減らしたい

グルージェントフロー

グルージェントフロー
※画像引用元:グルージェントフロー公式HP
(https://www.gluegent.com/service/flow/)
既存アカウントを活用

Microsoft 365やGoogle Workspaceで使っているアカウントでシングルサインオンすることが可能で、また各サービスのグループ情報も組織情報として活用できます。ワークフロー側でユーザーや部署を別途登録・更新する手間が減るため、少人数の情シスでもID管理を一本化しやすくなります。

申請データを自動出力

Microsoft 365と連携すれば申請データをExcelへ、Google Workspaceと連携すればスプレッドシートへ自動で追記できます。稟議の管理台帳や備品の管理簿を1件ずつ手入力で更新する手間を省けるため、更新漏れや転記ミスの防止にもつながります。

申請・決裁と台帳をつなぐ

申請フォームに入力された項目から、台帳に必要なデータを選んで出力できます。出力するタイミングは申請時や決裁時など、承認経路に合わせて設定可能です。承認後に担当者が転記したり、集計用にデータを整え直したりする手間を抑えられます。

公式HPで
システム詳細を確認する

ペーパーレス・脱Excel

紙・Excelの申請を
現場で電子化・改善したい

コラボフロー

コラボフロー
※画像引用元:コラボフロー公式HP
(https://www.collabo-style.co.jp/function/function-list/)
Excel様式を活かせる

紙で運用していた稟議書や申請書のExcelファイルをアップロードし、入力する箇所にパーツを設定することでWebフォームを作成できます。罫線や項目の配置など、使い慣れた書式を活かしながら電子化できるため、申請書を一から作り直す負担を抑えられます。

経路を画面で設定

承認経路は、承認者や確認者、金額などに応じた分岐条件を画面上に配置していくことで設定できます。プログラミングの知識がなくても社内の決裁ルールに沿ったワークフローを組み立てられるため、専門的な開発を前提とせず段階的に電子化を進められます。

現場で変更・改善

部署ごとに設定権限を持つ担当者を配置し、申請フォームや承認経路の変更を任せる運用が可能です。項目の追加や承認者の見直しが必要になっても現場で内容を確認しながら調整できるため、情シス部門への修正依頼が集中する状況を抑制できます。

公式HPで
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ノンデスク環境

PCを常時使わない現場で
申請・承認を進めたい

kickflow(キックフロー)

kickflow(キックフロー)
※画像引用元:kickflow公式HP
(https://kickflow.com/)
Slackから承認

承認依頼や申請の進捗がSlackに届き、担当者あての通知に表示されるボタンから承認や差し戻し、却下を行えます。承認のたびにワークフローの画面を開く手間が減り、移動中や作業の合間でも手早く対応できるため、承認待ちによる停滞を抑えられます。

スマホで申請・承認

スマートフォンのブラウザから申請・承認を行えるため、外出先や移動中でも手続きを進められます。現場で申請が必要になった際も、事務所のPCに戻るまで作業を待つ必要がありません。ホーム画面に追加すればアプリのように起動できるため、常時PCを使うわけではない従業員の利用にも対応できます。

Chatworkへ通知

申請や承認などの通知を、Chatworkのあらかじめ指定したルームへ送ることができます。日頃からChatworkで連絡を取り合っている職場なら、承認依頼などに気づきやすくなるでしょう。承認や差し戻しは、通知を確認したうえでkickflowの画面から行います。

公式HPで
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