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ワークフローの承認ルートとは?基本の型やシステム化のメリットを解説

申請から決裁までをスムーズに進めるには、ワークフローにおける「承認ルート」を適切に設計することが重要です。

本記事では、承認ルートの意味や重要性、基本となる4つの型を解説。紙ベースのアナログ運用における課題と、ワークフローシステムを活用した解決策についてもお伝えします。

ワークフローにおける「承認ルート」とは?

提出された申請内容が承認を経て、最終的な決裁に至るまでの経路・道筋を指します。誰が承認者・決裁者となるかは、申請の種類や内容によって変化します。

このルートを企業として統制するうえでは、各職位に与えられた承認権限・決裁権限を定めた「職務権限規程」に基づいて、実際のルートへ落とし込むことが欠かせません。

なお、似た言葉である「承認フロー」は、申請から決裁までを「どのように行うか」という流れ全体を示す枠組みです。対して承認ルートは「誰が関わるか」に焦点を当てたものであり、承認フローを構成する要素の一つになります。

承認ルートの明確化が重要な3つの理由

承認ルートを明確に定めておくことは、企業運営において次の3つの点で重要です。

ガバナンス(内部統制)の強化

承認ルートが定まっていれば、手続きのルールが社内で明確になります。「いつ」「誰が」「何を」承認したのかという証跡を管理しやすくなり、内部統制の強化につながります。

リスクマネジメント

ルートが曖昧なままでは、不正決裁や文書の改ざん、書類の紛失、情報漏えいといったリスクが高まります。あらかじめ経路を定めておくことが、リスクの抑制につながります。

適切な意思決定

然るべき立場の人物が内容を確認したうえで決裁される仕組みにしておくことで、誤った判断や独断的な決定を防ぎやすくなります。

承認ルートの基本となる4つの型

組織の規模や申請内容に応じてさまざまです。ここでは基本となる4つの型を紹介します。

直線型

申請から承認、決裁までがあらかじめ指定された順序に沿って一直線に進む、シンプルなパターンです。「申請者→課長→部長」のように承認者が固定されており、手続きが分かりやすい点が特徴です。

指名型

あらかじめ定められた経路を進みながら、必要に応じて途中で新たな承認者を指名・追加するパターンです。申請内容に応じて関係部署の担当者などの確認が必要になる場合に、柔軟に対応できます。

条件分岐型

申請内容や金額の大きさなど、あらかじめ設定した条件に応じて承認ルートが分岐するパターンです。たとえば金額が大きくなるほど承認ステップが増えるなど、必要な手続きが申請ごとに変化します。

並列型

複数の承認ルートが同時に進行するパターンで、複数部署の確認が必要な申請などで用いられます。決裁条件には「すべてのルートで承認」「多数決」「いずれかのルートで承認」などがあり、どの条件を採用するかを定めておく必要があります。

紙・アナログ運用における承認ルートの課題

紙を用いたアナログな運用では、申請内容ごとに適切な承認ルートが変わるため、職務権限票などを都度確認しながら「誰に回せばよいのか」を判断する手間がかかります。

書類が承認ルート上のどこで止まっているのかを把握しづらく、承認者側も自分にいつ回ってくるのかが分かりにくいという課題もあります。

【まとめ】ワークフローシステムで承認ルートを効率化

承認ルートに関する課題を解決する手段として有効なのが、ワークフローシステムの導入です。申請から決裁までがデバイス上で完結し、承認状況も見える化されるため、停滞箇所への督促や証跡の記録が容易になります。

業務の停滞を防ぎ、意思決定のスピードアップとガバナンス強化を図るために、システム化を検討してみてはいかがでしょうか。

【要件別】おすすめの
クラウドワークフローシステム
3選

「グループウェアを活かし台帳への転記を減らしたい」「紙・Excelの申請を現場で電子化・改善したい」「PCを常時使わない現場で申請・承認を進めたい」といった要件別に、クラウドワークフロー製品を整理しました。それぞれの導入環境に合った選び方の参考としてご活用ください。

M365・GWS・kintone

グループウェアを活かし
台帳への転記を減らしたい

グルージェントフロー

グルージェントフロー
※画像引用元:グルージェントフロー公式HP
(https://www.gluegent.com/service/flow/)
既存アカウントを活用

Microsoft 365やGoogle Workspaceで使っているアカウントでシングルサインオンすることが可能で、また各サービスのグループ情報も組織情報として活用できます。ワークフロー側でユーザーや部署を別途登録・更新する手間が減るため、少人数の情シスでもID管理を一本化しやすくなります。

申請データを自動出力

Microsoft 365と連携すれば申請データをExcelへ、Google Workspaceと連携すればスプレッドシートへ自動で追記できます。稟議の管理台帳や備品の管理簿を1件ずつ手入力で更新する手間を省けるため、更新漏れや転記ミスの防止にもつながります。

申請・決裁と台帳をつなぐ

申請フォームに入力された項目から、台帳に必要なデータを選んで出力できます。出力するタイミングは申請時や決裁時など、承認経路に合わせて設定可能です。承認後に担当者が転記したり、集計用にデータを整え直したりする手間を抑えられます。

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ペーパーレス・脱Excel

紙・Excelの申請を
現場で電子化・改善したい

コラボフロー

コラボフロー
※画像引用元:コラボフロー公式HP
(https://www.collabo-style.co.jp/function/function-list/)
Excel様式を活かせる

紙で運用していた稟議書や申請書のExcelファイルをアップロードし、入力する箇所にパーツを設定することでWebフォームを作成できます。罫線や項目の配置など、使い慣れた書式を活かしながら電子化できるため、申請書を一から作り直す負担を抑えられます。

経路を画面で設定

承認経路は、承認者や確認者、金額などに応じた分岐条件を画面上に配置していくことで設定できます。プログラミングの知識がなくても社内の決裁ルールに沿ったワークフローを組み立てられるため、専門的な開発を前提とせず段階的に電子化を進められます。

現場で変更・改善

部署ごとに設定権限を持つ担当者を配置し、申請フォームや承認経路の変更を任せる運用が可能です。項目の追加や承認者の見直しが必要になっても現場で内容を確認しながら調整できるため、情シス部門への修正依頼が集中する状況を抑制できます。

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ノンデスク環境

PCを常時使わない現場で
申請・承認を進めたい

kickflow(キックフロー)

kickflow(キックフロー)
※画像引用元:kickflow公式HP
(https://kickflow.com/)
Slackから承認

承認依頼や申請の進捗がSlackに届き、担当者あての通知に表示されるボタンから承認や差し戻し、却下を行えます。承認のたびにワークフローの画面を開く手間が減り、移動中や作業の合間でも手早く対応できるため、承認待ちによる停滞を抑えられます。

スマホで申請・承認

スマートフォンのブラウザから申請・承認を行えるため、外出先や移動中でも手続きを進められます。現場で申請が必要になった際も、事務所のPCに戻るまで作業を待つ必要がありません。ホーム画面に追加すればアプリのように起動できるため、常時PCを使うわけではない従業員の利用にも対応できます。

Chatworkへ通知

申請や承認などの通知を、Chatworkのあらかじめ指定したルームへ送ることができます。日頃からChatworkで連絡を取り合っている職場なら、承認依頼などに気づきやすくなるでしょう。承認や差し戻しは、通知を確認したうえでkickflowの画面から行います。

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